Trasures

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Branding
Jul.2020  Frozen Dressing

「とけあう時間を++」というテーマで、丸く凍らせたドレッシングを販売するブランドのデザイン


Frozen Dressing

久しぶりの再会や、ホームパーティなど、大切な人との会食を楽しんでいる場面で使うドレッシングである。普段の食事とは違い、「食べること」よりも、「しゃべること」を大事にすることに注目した。食事のはじめに出されるサラダの欠点である新鮮なうちに早く食べなくてはいけないことを、ドレッシングを凍らせることで時間の経過で溶けることで味の変化が楽しめ、かつ冷えることでシャキッと感が保つようにするという解決案である。まず、ドレッシングを凍らせることは可能かどうか、製品としてきれいな見た目になるのかなどを実際に作りながら検証した。

販売形式は、実店舗に想定するとドレッシングコーナーには置かれず冷凍コーナーに置かれてしまうと思ったので、ウェブ販売でいくことにした。パッケージはアイスを参考に紙でいけると判断し、ギフト菓子の質感を取り入れた。そして冷凍室にストレスなく入るようなサイズを検討した。また、ドレッシングの語源である「着飾る」ことから布をビジュアルに使用し、サテンの艶感とドレープ感で高級感を演出した。

OUTLINE
概要


                        
設定授業課題
ブランディングデザイン
グループワーク
       
ビジネスモデルドレッシングのWeb販売
       
制作時間2か月(講評日2020年7月21日)
       
役割アイデア出し、ロゴタイプ原案、パッケージデザイン、中吊り広告デザイン、商品撮影、CM撮影を主に担当
       
コンセプト時間の変化を楽しむドレッシング
       
ブランド
ステートメント
とけあう時間を++
ただドレッシングをかけるだけではつまらない。そんな特別な日の食卓に、どうせなら魔法をかけてみませんか?些細だけど幸福な時間を、足して広げて増やす魔法を。Frozen Dressing がじんわり溶けるのを待つうちに、あなたの心も解けているはず。
       
アプリケーションillustrator, photoshop, lightroom, tinkerCAD

PRODUCTION PROCESS
制作過程


< アイデア出し >

< テーマ深掘り >

< 案のすり合わせ >

企画会議

自分たちの興味のあること、得意なこと、不便なことなどを中心にグループメンバーと企画の打ち合わせを重ねた。これだという決定案を見つけるのは難しかった。

好きなこと、不便なことなどをみんなで出して、それを組み合わせてみたり、盛り上がった話題を深く掘ってみたりして多少遠回りしながら企画を決めていった。

         
手段オンラインでの会議が初めてだった。zoomとmiroを使用し会議した。
       
ボツ案女性向けプロテイン

< 初期ロゴ >

< 最終ロゴ >

< キーカラー >

ブランディング

                       
ブランドネームFrozen Dressing
ロゴEssonnes Headline Boldを使用した。
キーカラー#68d568、#e7e7e7

エレガントモダン、洗練された都会的なイメージがキーイメージなので、その雰囲気をもつフォントを選び、ドレッシングの形である丸を組み合わせ、さらに溶けることを表現したロゴ。キーカラーもキーイメージに合わせて検討した。自分が制作したロゴをもとにグループでブラッシュアップしていくのは新鮮で面白かった。最終ロゴは廣木さん制作のもの。

< 外箱 >

< 内箱 >

< ドレッシング >

モックアップ制作

       
素材、サイズ冷凍保存する商品ということからアイスに注目し、外箱、内箱ともに素材を紙にし、外箱の中に味ごとの内箱を作ることで1つの味ごとに収納することができ、冷凍庫の場所を取らない工夫をした。また、ドレッシングは球状にすることである程度溶けづらくした。
       
外箱三種類の味を確認できるようにすることと、ドレッシングの丸い形を伝えるために丸い穴を開けた。また、外箱は開けたときに内箱の台座のようになるように設計した。
       
内箱iPhoneを参考に高級感のあるようなデザインを目指した。そしてメインビジュアルに布のドレープした光沢を使った。
       
デザインドレッシングの着飾るという意味に沿ってメインのビジュアルに布を使った。展開図は廣木さんが制作した。
       
ドレッシングアイスを参考にして小分けパックにした。ドレッシング自体はレジンで制作。実際の食材を中に入れることでリアリティが出た。写真映えするように試作を重ねた。冷凍することで氷っぽさがでる。ドレッシングのモックアップ、小分けパックは阿比留さんと庄司さんが制作した。

< 中吊り広告01 >

< 中吊り広告02 >

< 中吊り広告03 >

メディアプランニング

       
1.ケータリングサービスとの連携
___普段使いではなく特別な日に使うことを想定し、パーティなどで無料配布することで宣伝効果を期待する。
       
2.家庭用カットサラダなどのキャンペーン商品との連携
___ギフトとしても想定しているので、キャンペーンの景品としてフローズンドレッシングを提供する。
       
3.Instagramアカウントの設立
___パーティの華やかな様子を投稿する。
       
4.電車中吊り広告
___丸くて綺麗なドレッシングというイメージを持ってもらう。中吊り広告は自由度が高いので、パッケージと同じように穴をあけて、その穴に合わせた食品サンプルを配置するデザインや、食品サンプルを吊り下げるものなどを考えた。
       
5.動画広告
___フローズンドレッシングがもたらすささやかなパーティ感をCMで表現した。
       
6.販売Webページ
___冷凍ゆえに実店舗だとドレッシングコーナーに置いてもらえないと判断し、基本的な販売はWebとした。adobeXDで廣木さんが制作した。

DELIVERABLES
成果物


< 展開図 >

< 展開図 >

< 展開図 >

商品モックアップ

                         
外箱166mm×50mm×121mm
内箱50mm×34mm×120mm
ドレッシング直径20mmの球状
       
LEMON、CAROT、TOMATO、BALSAMICO、BAJILの5種類から3種類を選べる

< CM >

広告

         
CM女子会の場面でドレッシングがどう機能するかを動画にした。食事中の会話とドレッシングが溶けていく様を交互に映した。ドレッシング越しに移るにぎやかな感じを演出した。ドレッシングにはマクロレンズを使って寄って撮影した。編集は阿比留さん。

< パッケージ >

< パッケージ >

< パッケージ >

< パッケージ(トマト) >

< バジルドレッシング >

< ドレッシング >


パッケージでメインビジュアルに使用したレタスっぽいサテンの布。造花の技法を使い、布にボンドを塗って植物の硬さを再現し、炙ることでレタスのくしゃっと感を再現した。

オンライン会議で制作を進めたため、3Dでのモックアップ制作で情報共有を図った。

REFERENCES
参照


鉛筆ドレッシング

https://web.goout.jp/livin/77280/

シャリシャリドレッシング

http://www.haierjapan.com/icedeli/recipe/tomato-dressing.html

サラダクラブ

https://www.saladclub.jp/

中吊り広告

https://www.google.com/search?q=%E4%B8%AD%E5%90%8A%E3%82%8A%E5%BA%83%E5%91%8A&tbm=isch&ved=2ahUKEwjy7aKd4LnuAhUbI6YKHR_nBTwQ2-cCegQIABAA&oq=%E4%B8%AD%E5%90%8A%E3%82%8A%E5%BA%83%E5%91%8A&gs_lcp=CgNpbWcQAzIECCMQJzICCAAyAggAMgIIADICCAAyAggAMgIIADICCAAyAggAMgIIAFCiiARYoogEYJ-LBGgAcAB4AIABUIgBUJIBATGYAQCgAQGqAQtnd3Mtd2l6LWltZ8ABAQ&sclient=img&ei=bx8QYLL6FJvGmAWfzpfgAw&bih=694&biw=1440&rlz=1C5CHFA_enJP933JP933#imgrc=7DSwd6v0WmKs1M

造花の作り方

https://staffblog.okadaya.co.jp/brand/okadaya-shinjuku/shop/fabric-house-2f/efa75968-7b52-431a-81ad-be604281ed22